「 こころころ。 」
PULL.
こころは、
ころころしたいので、
いまからころころしますけれども、
ここでころころしても、
いいですか。
ころろ、
ころがったりもするので、
ころころもあもあしちゃうかもですけれど、
そしたらこころは、
ごみももあもああつめちゃったりするかもです。
でもでも、
ごみはあんまりすきくないので、
たびられないですの。
すかぷん。
それでそれで、
ころころしているうちにねみたくなって、
まあるくなってぐうぐうしちゃうかもなのです。
ぐうぐうしたあとはおなかもぐぅーってなるので、
こころは、
ごはんがたびたいです。
ぐう。
ごはんはおこめがいいのです。
しろいあつあつのごはんですの。
それをいっぱいおちゃわんによそって、
はふはふしながらたびるのおいしいです。
はふはふもひふ。
はふ。
ごはんは、
ひとりでもおいしいですが、
ふたりだともっとおいしいのです。
あのね、
おねがいあるのです。
こころと、
いっしょに、
たびてほしいです。
いっしょはおいしいです。
たびたらねみたくなるので、
ぽっこりおなかをくっつけて、
ぐうぐういっしょに、
またねるのです。
こころは、
それでしあわせですの。
もふふ。
それでもそれでも、
こころ、
いまからころころしても、
いいですか。
こころからゆるしてくれますか。
ほんとうですか。
ねえ。
こころ、
ころしてないですか。
きるきる、
きす。
了。