「 こころころ。 」
PULL.






こころは、
ころころしたいので、
いまからころころしますけれども、
ここでころころしても、
いいですか。
ころろ、
ころがったりもするので、
ころころもあもあしちゃうかもですけれど、
そしたらこころは、
ごみももあもああつめちゃったりするかもです。
でもでも、
ごみはあんまりすきくないので、
たびられないですの。
すかぷん。

それでそれで、
ころころしているうちにねみたくなって、
まあるくなってぐうぐうしちゃうかもなのです。
ぐうぐうしたあとはおなかもぐぅーってなるので、
こころは、
ごはんがたびたいです。
ぐう。

ごはんはおこめがいいのです。
しろいあつあつのごはんですの。
それをいっぱいおちゃわんによそって、
はふはふしながらたびるのおいしいです。
はふはふもひふ。
はふ。
ごはんは、
ひとりでもおいしいですが、
ふたりだともっとおいしいのです。
あのね、
おねがいあるのです。
こころと、
いっしょに、
たびてほしいです。
いっしょはおいしいです。
たびたらねみたくなるので、
ぽっこりおなかをくっつけて、
ぐうぐういっしょに、
またねるのです。
こころは、
それでしあわせですの。
もふふ。

それでもそれでも、
こころ、
いまからころころしても、
いいですか。
こころからゆるしてくれますか。
ほんとうですか。
ねえ。
こころ、
ころしてないですか。
きるきる、
きす。












           了。



自由詩 「 こころころ。 」 Copyright PULL. 2007-04-28 07:41:23
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