軌道のそよぎⅡ
信天翁

     デビルのマジックが余りにも
            お見事なのか
     ジュピターの黙示が余りにも
             透徹なのか
口から吐く言葉となるものが淀んでいる
  店晒しになった真冬の蜂蜜のように
     ☆
            ゆめの饗宴か
      ひとりでにドアがひらいて
        虚像へのイマージュが
   すぐまた閉じられようとしている
      あゝ 融け込んでゆきたい
        まどかなるあの太虚に


自由詩 軌道のそよぎⅡ Copyright 信天翁 2007-04-22 10:37:22
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