「 皿 」 
服部 剛

食事の後に
手がすべり 
落とした皿に 
「ごめんなさい」と 
頭を下げる 

割れなかった 
からの皿は 
床の上 

至らぬぼくの 
「ごめんなさい」を 
すいこむように 
ましろくひろがっていた 





自由詩 「 皿 」  Copyright 服部 剛 2007-04-21 20:55:31
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