「 といれの時間 」 
服部 剛

仕事前 
職場の便所に入り 
男性用便器を見下ろすと 
不健康な色をした 
尿のしずくが 
斑模様まだらもようで落ちていた 


( ぼくの前に 
( ここに立ったひとは 
( 疲れていやぁ 
( しないだろうか 


ちゃっくをしめて 
目の前のボタンを押して 
すべてを洗い流したぼくは 
便所のドアを開いて 
意気揚々いきようようと外へ出た 





自由詩 「 といれの時間 」  Copyright 服部 剛 2007-04-21 20:40:26
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