幸福論
衿野果歩


干乾びたあたしに雨は降らない

必要とする者には
与えられない不条理


でも知ってた?
幸福って 身の丈に合った分しか
与えられないんだって


つまりあたしは
干乾びていて丁度いい

はじめから雨なんて
夢見ちゃいけなかったんだ



自由詩 幸福論 Copyright 衿野果歩 2007-04-16 13:32:59
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