破壊の神様
猫のひたい撫でるたま子


浄化にも二種類ある。

作り出すもの、壊すもの。

繰り返してやっとわかる。

どちらを選ぶかなんだと思う。

無駄なことがバケツに一杯溜まると、無駄なことも腐り、異臭を放ち、ネバネバと糸を引いて必要なものを引き寄せるようになる。

無駄な何を蓄積してきたかで、成分も変わり、結局は必要なものに熟成されてゆくのだけれど、異臭に耐えられず捨ててしまったものは本当に無駄なものなんだと思う。


鷺宮、曳舟、押上、東向島、世界の中心駒沢、渋谷、千駄木

今日も沢山移動している。

停滞するには塒が必要。塒を持つにはお金が必要。お金を得るには割り算が必要。

上手に割り算ができるようになったら、恋愛が必要なものではなくなるのかもしれない。


散文(批評随筆小説等) 破壊の神様 Copyright 猫のひたい撫でるたま子 2007-04-14 03:20:20
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