愛だとか、生きるだとか、
わら

欲したものを失うたびに
右まわり 左まわり

信じたものを見失うたびに
目がまわり ぐるりとまわり



ゆれるシーツで重ねたウソも
わかっているコトバばかりで殺してくれ

おかしくなったアイツのことなんて
もう、関係ないと思っていた



裏切った気になるんだ

オマエを置いてきた気になるんだ



あの頃、
死ななかったのは、おれだ


望んだものや
欲したもの

おれは、いまに、つながれている


愛されたいと、望んだということは、
オマエを忘れようとしたということだ





胸いっぱいの孤独を抱いて、

張り裂けんばかりの絶望を背負って、

オマエは地面へとめりこんだ



オマエにとっての光など、
真夜中のテレビゲームからこもれ出る
ブラウン管の明かりか

薄暗いビデオショップでの
天井からの蛍光灯くらいだったんだろう



オレは、そばには行かなかった

見て見ぬふりをしていたからな



あふれんばかりの共感も、
望んだものを手にするには
ジャマなものでしかなかったからな


何気もないそぶりで笑っているよ
明るさをつくろえるなら、
大声で笑いとばしているよ

聞こえてくる囁きもふりきれずに
こだまする声にマミレながらで

あんなコトや
こんなコト

したいコトとかのウックツは

だれかのむさぼる音で
吐き気に変わる


結局、おれは、からまった


望んだ光の影の下、
そぶりはオマエとかわらないさ
においをかき消そうとするのだけれど



食べ残しのコンビニ弁当も
汚く転がされた割り箸も
食べあわせの悪い缶ジュースだって

刻々と、雨もりのように溜まっていく
イラダチだってさ

その日の終わりには、
ティッシュ 2,3枚がつつみこんでくれるさ




さぁ、 おやすみ

あの頃、死ななかったキミへ




それでも、愛されることを
望んでいるんだろ?






















自由詩 愛だとか、生きるだとか、 Copyright わら 2007-04-13 13:03:25
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