ごめんねの代わりに
紫苑

二度と君を傷付まいと

『中途半端な距離
 箱詰めにした言葉
 偽善で温くなった手
 夢を紡ぐ嘘
 ぬかるんだ居場所』

そんな臆病な優しさを覚えるよりも

君の痛みを少しでも癒せるような
君が泪を堪えなくてもいいような

僕はそんな優しさを
君に渡したかった


自由詩 ごめんねの代わりに Copyright 紫苑 2007-03-30 21:56:10
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