たまゆらの眩目
朱雀
春愁う
花の心を
彩
(
だ
)
み返し
偲ぶ
縁
(
よすが
)
に
薄紅の風
さ
丹
(
に
)
つらふ
君を煽りて
花篝
(
はなかがり
)
かさねてにほへ
今日のかたみに
※「花の心」にはいくつかの意味がありますが、ここでは
1と2の意味を重ねて読んで頂ければと・・・
【花の心】
1 花に心があるものとしていう、その心。
2 相手の心をいう美称。
3 花によせる思い。花についての風情。
4 あだあだしい心。うわき心。
【彩み返す】
何度も繰り返して彩色する。繰り返し繰り返しいろどる。
【さ丹つらふ】
赤く照り輝いて美しいの意。
短歌
たまゆらの眩目
Copyright
朱雀
2007-03-30 19:00:53