永遠の詩
はじめ

 人の為に詩を書くなんて
 気分が悪い
 それは自分に自信が無いからだ
 もっと勉強すればきっと自信もつき 上手くなるはずだ
 そうすれば胸を張って人の為に詩を書くことができる
 無限の創造者になれる
 僕はそうなった後で人々の為に詩を詠う為 放浪の旅に出る
 そうした方が詩人の為にはいいことなのだ
 各地を回り 有名な吟遊詩人となって人々の喜びの為に 自分の道を極める為に詠い続ける
 神は僕達に命を下さった 命の続く限り 僕は詩の世界を追求し 一生その世界に身を浸らせておく
 それが僕の望むことなのだ
 ある時は人々を元気にさせる詩を詠ったり またある時は人生の教訓の為に厳しい詩や寂しい詩を詠い 人を弔う時は暗い詩を詠う
 あらゆる場面に迅速に対応できる詩を書くことが目標なのだ
 愛する人ができたら何処かのんびりとした地でゆっくりと余生を過ごしたくなるかもしれない
 子供や孫ができて その度に僕は慈愛の詩を詠うかもしれない
 そんな人生がいい
 詩で生きていくことができたらこんなに嬉しいことはない
 そして多くの理解者に囲まれた人生
 僕は幸せのまま死んでいくことができるだろう
 天国の神に仕える為に天に昇り
 そこでも家族達と一緒に生する
 そんな永遠を詩を書きながら送りたいと思う


自由詩 永遠の詩 Copyright はじめ 2007-03-19 05:39:42
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