吐露
深散

見つからないように
息を潜めた
生きることに意味なんかないなら
存在することに意義なんてないなら
もういいから
あっちにいって
見つからないように
息を潜めた

涙が皮膚を傷つけてった
ホントは見つけてほしかった
腕を無理やり引きずって
君の胸につかみこんでほしかった

理解した顔して
君は去ってった
今も覚えてる笑顔で

悪いのは僕だ
ただ手を伸ばせばよかった
ただ笑えばよかった
泣いたってよかった

本当はあたためてほしかった
ぼくだって生きていたかった


自由詩 吐露 Copyright 深散 2007-03-19 04:53:34
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