一人冒険
こめ

昼間の大きな空を見上げて

大きく背伸びして

ゆっくり飛んでいる飛行機は

雲を描きながら遠く遠くに消えていく

だいぶあたたくなったこの時期で

僕はまた暇をもてあまし一人

冒険の旅にでてまた新しいお気に入りの場所を

見つけてわ一人喜んでいる

どこかから子供の遊び声が聞こえ

一人笑みを浮かべ足をブラブラしながら

丘の上から自分の住んでいる町を見下していた

僕の家はみえないやと

バカなコトを考えてはまたボーと

何することもなく何も考えることもなく

ゆっくり流れる時間の中で

僕の体は血を流れしながら

心臓は確かに鼓動をあげて動いていた

そんなことがわかる一瞬が安心だった

僕はいつまでもどこまでも

この世界の中心をさがして

また一人冒険にでていた

新しい場所を見つけ

一人泣きながら


自由詩 一人冒険 Copyright こめ 2007-03-19 00:52:02
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