ハイライト
ソティロ

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白い光が、ぼくらを射してく
夢や妄想に近い場所で

簡単だよ、世界は回る
ぼくはもうそれを止められない

生温い風に溶ける煙
ぼくが吐き出すすべては消えてゆくよ
途切れ途切れ続く日々の
続きをまだ見ていたい

遠くの空で、雲が流れる
少しずつ形を変えてゆくよ

当たり前だろ、感じ方は違う
面影だけ残してゆくんだよ

消えてく夢の中でふたり
繋いだ手を離さず居られるかな
揺れてる時のその向こうに
きみを連れていけるのかな


溢れ出した
淡い青の
とめどない水みたいな
果てしない輝き

消えないように
守るために
今手を伸ばして


揺れてる時の橋でふたり
その先を見つめて歩いてゆける
それは映画の名場面集のように
輝いては消えてゆくけど

そんな光をこれから探そう
辿り着いたら笑って見よう



自由詩 ハイライト Copyright ソティロ 2007-03-18 23:24:22
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