春の祈り
umineko

大切だから
追いかけない

また
逢えればいいねって
メールした2回とも
返事がなかった
だから

その話はもうしない

どうか
私の存在が
あなたの負担に
なりませんように

たとえば
春のセーターの
薄ら寒いそんな日に
あなたが
羽織ってくれればいい

私が
1日でも長く
あなたの記憶に
残りますように

毎日
あなたに感謝して
生きる私がいることを

夕陽の沈む角度から
あなたの暮らす
見知らぬ街へ

何度目の春が来て
幾度でも
胸が詰まる

時々は
思い出してね

お守り程度でかまわない
 
 
 


自由詩 春の祈り Copyright umineko 2007-03-03 01:42:53
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