恐怖
春日 凌我

怖い
そう
怖いのです
墜ちる
墜ちる
墜ちる所まで落ちたら
あとは上るだけ…

上るのが…
怖いのです
また
墜ちるのが
怖いのです

だから
足が進まない
いっその事
消えてしまえたら
どんなに楽でしょうか?
でも
消える勇気もなく
ただただ恐怖
このまま進んで
また
上って
また
墜ちて
また
上って
また
墜ちて
繰り返し
繰り返し
繰り返し…

怯えながら

進むしかないんです


自由詩 恐怖 Copyright 春日 凌我 2007-03-01 11:53:04
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