虚無感
美月朱恋

ホントはずっと前から知ってたよ
だけど信じたくなかったから
現実を見たくなかったから
知らないふりしてたんだと思う

ゆっくり目を開けてみると
やっぱりあなたはいなくて
周りを見渡しても
どこにもいなくて

あったのはあなたのいない世界
私のことなんか気にしないで
世界は進んでる
進んでる

私の部屋は光を帯びず
私の心も光を帯びず
輝いていたのは
小さなシカクの中で笑ってる
いつかの2人
幸せそうに笑ってる
いつもの2人

何かが私の心を埋め尽くす
何かが私の心に大きな穴を開ける

塞がらない穴を開けていく


自由詩 虚無感 Copyright 美月朱恋 2007-02-26 13:45:16
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