そうありたいだけ
蒼穹

新しい一日が始まる 変わらぬ毎日が流れる
どこで区切って 何で笑って 生きているんだろう
夢から覚める前に 現実に冷めてしまった

先の見えない時間を 一人で背負いすぎて
振り払えない不安を 弱さと勝手に名づけて
望むほど遠ざかるから 進むしかないと悟る

昨日より強くいられたら それは誇れることだろう
大丈夫って言葉に怯えながら 助けられているよ
それでいい 明日と向き合っていたいだけ

ただ そうありたいだけ

狂おしい命が始まる 叶わぬ夢を追い続ける
ちょっと喋って 決め付けて 遠ざけているんだろう
夢から覚める前に 真実に冷めてしまった

右の道か 左の道か 全ては茨の道か
その先に逃れられない運命しか待っていないなら
受け入れよう 変えてやろう 望む自由がそこにある

昨日より強くいられたら それは誇れることだろう
いつも誰かに支えられながら 生き長らえているよ
それでいい 明日と向き合っていたいだけ

ただ そうありたいだけ

いつか 今日の僕と 向き合えるように


自由詩 そうありたいだけ Copyright 蒼穹 2007-02-24 18:10:18
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