君の匂いを辿れば

人ごみの中でも

すぐに見つけることが出来るよ

それは香水とかのコピーじゃなくて

君の存在から溢れ出すものだから

他の誰のとも似つかない

君だけのオリジナルだから




間違えようがないだろう？









いつかこの鼻が

ダメになってしまったら

その時が全ての終焉で

確かなこの現実は

ただの思い出に成り果ててしまう

そんな予感が

ただの予感ではない事が

僕には分かってしまったから

不安に押しつぶされないように…










僕はまた強引に

君の匂いを手繰り寄せた