黒い花ー2007・1・1ー
信天翁

 鳥たちは木の実を食べながら
          種を運ぶ
 ゆめの若木が根付くようにと
蝶たちは花粉の足で飛びまわる
 望みの花が目覚めるようにと

     未見の年があける朝
   瞼の裏に交錯するカルマ
そしてナンセンスを肥料にして
        開花している
   古いニンゲンの黒い花が
       
     
      

           
     

      
  



自由詩 黒い花ー2007・1・1ー Copyright 信天翁 2007-02-10 19:40:37
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