エレベーター係
Tsu-Yo

エレベーターの中で
「開」というボタンを押すと
涙が止まらなくあふれ出た
何かを受け入れるということは
何かを拒絶することと同じくらい難しい
一人またひとりと乗り込む人を
か細い指で支えながら
あなたの番まで
ブザーが鳴らないようにと
祈っている












自由詩 エレベーター係 Copyright Tsu-Yo 2007-02-09 23:45:15
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