こなゆき
umineko

降りしきる
こなゆきだった、と
私は思う

ただ
あなたを追いかけて
苦しく舞った

それは
視界をさえぎるばかり
あなたは
低く目を閉じた

小さく
積もる場所があり
それを誰かが
愛と呼ぶなら

私は
それさえ気づかずに

私の頬は
狂っていてきれいだろう

誰のために

 
 


自由詩 こなゆき Copyright umineko 2007-02-03 09:08:45
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