研数院がめせれをこちやなりき
佐々宝砂

まだ書きてれけ、不図からば気づかねむ、我がハナモゲラは古語ぬごとりらけく、かくせばり、くらば知りて、かひづてのけむばあらば、竹取の翁もくむしきわひがらと薄めくならむ。すゆ飼ひをかねば、みきぢらける勘だめむけれ、生ひくにたるあらけちをうまやりて、かむばける得らなればむ、かひてし浮くらは、摘まひでかじむくを、よけれにうじやりけるなり。意味なでかは、忌むやしべらならむ、焦げなりけるを嫁らむとせば、憂ゆくしき雨りぬ。やはらるを試さめんとて、こなむとるを透かやしむ。我、あひらむ矢影して食みなきをみくやりたる。なかひづは鴨しくにして真名ひづるなり。くすましきかはぢ、うにやる醒ましく、くなしく、さばしみてくむづらこそ課きみてれ。うてなの踏みがらみやをけずめられむとす。研数院よ、我がらりはひをこちやされたり。さば。うおむはをくばしてし。拝。




散文(批評随筆小説等) 研数院がめせれをこちやなりき Copyright 佐々宝砂 2004-04-10 04:39:59
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