やさしい境界線
現代風流詩人

真冬に咲いたヒマワリが
ひこうき雲に追いついた
駆け上がるスピードに追いつけず
モノクロな映像がたまにぼやけるんだ

キーン!と はりつめた朝は
置いて来た友達を思い出す
土にもぐった虫たちは眠ったまま
起こすことは許されない
なぜならば死んじゃうからさ

それなのに氷は溶けてゆく
日なたのほうから溶けてゆく

子供たちが遊んでる
目に見えない自分と遊んでる
大人がそれに割り込んで
境界線を作るんだ


いいのかも  きっと
それで    いいのかも
そうやって  そうやって
おっきくなって ゆくんだね

作:現代風流詩人


自由詩 やさしい境界線 Copyright 現代風流詩人 2007-01-17 22:38:47
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