カモメ
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どんなに視力が良くても
目に映るのは水平線だけ
行き先を見失わないように
まっすぐ突き進んでいこう
あまりにも広大なこの世界で
頼りになるのは己の力だけ
そう言って颯爽と飛び去った
カモメがとてもたくましく思えた
どんなに過去を悔やんでも
変えられるのは未来だけ
だから後ろを振り返らずに
涙の海を越えていこう
この空の広さと比べたら
悲しみなんてちっぽけなものさ
そう言って赤い目を擦りながら笑う
カモメが少しいとおしく思えた
自由詩
カモメ
Copyright
1486 106
2007-01-17 19:16:24