佩慈の工人

空を揺らす鳴き声で
集まる黒い影に曲がる
夜は満開の花ばかりになる枝の拒絶も
なかったことにしてください
ささやかな群れでも 追われていく高さ
根こそぎの木の道連れた土が
染みこもうとする位置も
渡りには足りない


自由詩Copyright 佩慈の工人 2007-01-15 18:20:39
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