制度(タクシー)
たもつ
コンビニのレジから
僕らのタクシーがあふれ出すから
春はまた息苦しい
行き先も告げずに乗ると
君の家を通過して
犬小屋の屋根を壊してしまう
料金を体温で支払う
少しのおつりが返ってくる
手をつないだだけで伝わるなら
僕らは生まれてくる必要などなかった
自由詩
制度(タクシー)
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たもつ
2007-01-12 20:11:03
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