童貞
一絵

僕はまだ人に愛される感覚をしらないのです

胸を焦がす様な恋心はいつも一人で完結しています

寂しいという言葉にのせられるだけなら

まだ幸せなのでしょう

でもそのなかには複雑な成分がいくつも混じっていて

化学式で表してみても長すぎてノートが足りません

僕は毎日発狂しながら、何処か遠くに叫んでる

ねぇ誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か

四角い部屋の一人の孤独




僕は今日も右手を痛めた


自由詩 童貞 Copyright 一絵 2007-01-07 08:14:38
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