夜と朝のあいだに
うずら豆

眠れない夜
蜘蛛の子達が蠢き出す

無数の血管に入り込み
チクチクと毒針を刺す

体は痙攣してハイになり
脳に届いた毒は
死の自動思考を始める

蜘蛛の子の毒は
精神を少しずつ殺す

いっそスズメバチの毒で
一気に死にたいと思うくらい

目の中には無数の点
蜘蛛達の蠢く姿

暗闇の中でなお
僕を苦しめる

このまま永遠の闇が続くのか
優しい木漏れ日は
遥か遠くの記憶

秒針は確実に進み
朝日のカウントダウンをしている

眠れぬ夜は明けてゆく
僕がその時狂っているか
きっと太陽の色を見ればわかるのだろう



自由詩 夜と朝のあいだに Copyright うずら豆 2010-10-01 17:14:51縦
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