三が日
梓ゆい

餅を食べ過ぎて、ジーパンがきついので

「お腹が、いっぱいになった。」と誤魔化して

近所を走ってみた…。。
子供らが、親に急かされて車に乗っている。

若い男と女が、手を繋いで駅へと向かっている。

途中缶コーヒーを買って、ベンチに座り

人の少ない東京の中で

日向ぼっこを楽しんだ…。
静かに通り過ぎる正月の午後

少しだけきついジーパンの食い込み

(あと少しだけだ…。)と

静かな東京の中で

缶コーヒーの蓋を開ける…。

「私はただ、空気になろう…。」

何もしない。と言う贅沢を

楽しみながら…。。


自由詩 三が日 Copyright 梓ゆい 2014-01-03 21:51:27
notebook Home