シベリアのバルーン/足利から*/ひだかたけし
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 田中宏輔2 
 
作者より:
足利    石原吉郎

足利の里をよぎり いちまいの傘が空をわたった 
渡るべくもなく空の紺青を渡り 会釈のような影をまるく地へおとした 
ひとびとはかたみに足をとどめ 大路の土がそのひとところだけ まるく濡れて行くさまを 
ひっそりとながめつづけた

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