以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- - りつ
- 教科書でしか読んだことがないけど「人間失格」を思い浮かべました。
売れたいですか?
日本で売れたいなら、ハッピーな要素や、笑える要素を増やすと良いですよ。
ただ、私の好きなSF作家のオーソン・スコット・カードの小説は、とことん救いのない小説ですが、全米で支持されています。彼の処女作「エンダーのゲーム」は映画化もされました。(映画は駄作でしたが)。
日本ではウケなかったのか、著作権が高くなりすぎたのか、ハヤカワが翻訳出版を辞めてしまったので、とても歯がゆいです。
何が言いたいのかと言うと、いっそ、とことん救いがなく、もっと絶望してみては?と言いたかったのです。
(後半の、詩的な部分はとても美しいです)
話は変わりますが、フェイスブックで画像を拝見し、1度書き込みを拝読しました。
今は、痩せておられるし、漫画も書いておられるみたいですね。
ずいぶん努力されたのだなあと思います。
- - 洗貝新
きみは詩を書かせればけっこうキレ味のいい選語を持ってくるのに、
わるいけど、前半部で読みたくなくなりました。
だらだらと続く会話にうんざりしちゃった。
まあ、最後まで読んでも室町氏の意見と似たような感想になるでしょうね。
ごめんね。でね、思うんだけど、
きみは批評文をあまり書かないだろう?散文も。
自分の気に入った詩書物しか書かない。のではないかしらん?
小説家を目指すならば、批評文くらいガンガン書いて書けないとね。
批評文を読むのもいい。他人の感想を読んで自分なりの解釈と付き合わせてみる。感情を読む練習にもなる。
だから感想を書く。わからない所は調べてもみる。分析してみる。批評って大事なんだよ。
そう思ったね。
---2025/09/18 07:32追記---
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- - 室町 礼
- もう三十年以上、市販の小説を読んでないので長い文
章を読むのは投稿掲示板くらいなものです。
この小説も読むのに苦労しました。わたしは昔小説を
書いていたこともありますが、基本もわからないし
何を書いていいかもわからなかったから結局断念しま
した。でも、京都大学人間・環境学研究科教授、詩人
で哲学者の細見和之から「群像に載せさせます。もし
群像が嫌だといったら二度とわたしの原稿は拒否する
ぞと脅しかけます」といわれたことがある。でも断り
ました。自分の技量がどれほどのものかわかっていた
からですが、こういうことを言ったのはあながちわた
しが小説が読めないわけじゃないことを伝えたかった
からです。
で、この小説ですが、
主人公の内面が非常に丁寧に描写されており、彼の
自意識や葛藤がリアルに伝わります。でも詩じゃなく
小説だからそんなことはどうでもいいのです。他人
の自意識だの葛藤だの興味もないのがふつうでしょう。
では小説の読者は何を読むのか?
そこがちっともわかっていない。わかっていないから
わたしには幼稚で散漫な作文にしかみえない。
澤あづさが幾ら褒めてもこれじゃ雑誌社や出版社は
採用しない。
「かの女」や「やつ」や「主任」といったキャラクター
の背景が十分に描かれていないのは何故か?作者が
自分にばかり興味関心があって他者には興味がないから
です。小説書きにとってこれは致命的な欠点であって
それ故に読者からも読まれない。詩と違って小説の場合
はこの逆がいいのです。他者のこころや背景をぎりぎり
まで描いて自分はからっぽでカスでゴミで空気の存在と
して扱うくらいがいい。他者に関心がないから自分の
ことばかり書く。自分のことばかり書くから他者に読まれ
ない。でもほんとうは他者のことを書くことで自分を
書いているのです。読者はそこを読む。そういう小説の
定則がわかっていない。
これは中田さんだけの欠点じゃなく今の若い詩人がみな
小説が書けない原因です。自分のことばかり興味関心が
あって他者のことなんかまるで考えない。詩と違って小
説は自分をどこまで殺せるかが勝負です。それが出来る
ようになるには
まず精神的に大人にならなきゃ。この小説のラストのよ
うな幼稚な自己肥大のイリュージョンなんか書いて面白
がるのはそこらのポエム好きなガキだけです。大人の
鑑賞には耐えない。まだまだ山のようにアドバイスした
いことはありますがとりあえず今日はこれだけ。
---2025/09/18 10:15追記---
足立さん、「文字の本質を理解した上での批評もできそう」
とのこと。是非お願いします。期待しています。
わたしは文学の本質なんかわかりませんので教えてください。
- - 足立らどみ
- 単調な日常と主人公の崩れていくこころが、匂いや音まで
描き出される筆致はますます冴えわたり心に迫ってきます。
全体的にも、虚無と執着、孤独が渦巻く中でふと差すかの
女への淡い希望が胸に残り、読後にじんと来る余韻が強い
作品で、創作ネットサイトではない何処かに投稿しました?
文字の本質を理解した上での批評もできそうで、素敵です。甘露寺蜜璃
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