雲のひとり言/「ま」の字
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 本田憲嵩 
- atsuchan69 
- 洗貝新 

雲(おれ)雲(きみ)とは意表を突かれました。
御年62歳。そろそろ終活も頭を過る季節風。
止めてください妙心殿。いま別れるのは辛い。
長き露もいつかは晴れる。
無くした言葉の台詞は捨てた
あなたの雲がわたしに合わさり
きっとやり直せるはず。
その勇気と根気さえあれば。


 
作者より:
 去りゆく雲より


=============================
 近々出す私家版詩集『低地』収録の『(なべ)』(2016年アップの『(なべ)』に大幅に手を入れたもの)の一節より派生。
---2025/05/06 16:58追記---

=============================

読んでくださった方、評価していただいた方、ありがとうございます。

 根が意気地なしで、世のため人のため的な活動もせずにこの歳となってしまいました。今となれば、叩かれるリスクを厭わずに社会参加する方々の勇気に恥じ入るばかりです。片隅でこんな詩を発表したり、貯めた小金で詩集を出したり、そんなことくらいが自分にとっての「浮かぶ自由」です。
 さほど頭がボケておらず、体もそこそこ動けるのはあと10余年といったところ。いよいよ最後の期間に入りました。幸いなことに、贅沢しなければやってゆける程度の備えはありますので、人に迷惑をかけない範囲で、この時間を自分のために使いたい。もう「将来」に縛られなくていい。(ま、そのあとの死にぞこないの期間をどうするか。についてもおいおい向かい合わねばならぬのですが、そこはあと数年したあたりで本格的に考えだす、ということでいいでしょう)

---2025/05/06 17:20追記---

訂正履歴:
翌5/5、一字加筆25-5-5 9:19

Home
コメント更新ログ