四月終わりのメモ/由比良 倖
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 洗貝新 

ヴィトゲンシュタイン八冊ですか。凄いな。僕は一冊しかない。それも完読できないでいます。
音楽と文学に哲学的な素養が生き甲斐の人。
純粋にアンバランスなこころの葛藤を感じて懊悩する語り手が浮かんでくるんだけど、気晴らしに景色を眺めるだけではなく、運動もしてますか?
美味しいもの食べてますか?
人間は悩みながら成長する生きものですが、未来は細胞でも予測できない。
人はどこから来て何処へ行くのか。人とは何か。
大丈夫。変わりますよ。
わたしのように悪しき雑念に囚われて、人生を無意味に過ごしてほしくない。
何年か先のあなたを読んでみたい。
わたしが生きていたならば…


- 鵜飼千代子 
 
作者より:
>洗貝新さん

本当にありがとうございます。
洗貝さんの仰ってくれる言葉は本当に嬉しいです。

身体を動かすと気持ちいいし、美味しいものを食べると感動します。
そういう感覚や感情を眩しいくらいに求めています。

文章には痛々しさが前面に滲み出ていますが、僕はきっと大丈夫です。
ゴールデンウィーク中には大切な人と、とても幸せな時間を過ごせて、
すごく楽しかったですし、改めて前向きに生きていこうと思いました。
人の創作物も好きですが、生身の人間もやっぱり好きです。
僕は人間関係にはとても恵まれていて、少し危なくなっても、
親身になって助けてくれる人がいます。僕は幸運な人間です。

ヴィトゲンシュタインは長年読んでいて、少しも飽きることがありません。
特に『論理哲学論考』と『哲学探究』は一生手放せない本ですし、
日記やメモから覗える彼の人間性にも強く惹かれます。

僕は今、大きな回復、そしてそれ以上に成長の過程の只中にいると感じています。
長年雑念に囚われてばかりで、頭の中がぐちゃぐちゃでしたが、
今は元気に楽しく生きて行こうと思っています。

それに雑念も、決して悪いものではないと思います。
もし、雑念の積み重ねで、今の洗貝さんがあるのなら、それでいいのではないかと思います(無責任な言葉かもしれませんが)。
僕は雑念だらけの世界にいながら、ずっと光を見付けようと藻掻いてきました。
洗貝さんの心は雑念に汚れてなんかいなくて、洗貝さんの人間性を、僕は善いものだと感じています。

どうか洗貝さんには長く生きて欲しいです。
僕も生きて、書き続けます。
この先きっと僕はもっと自分らしく、自分なりに確信を伴った言葉を書けるだろうと思っています。
それを、洗貝さんにも是非読んで頂きたいです。

僕は元気です。
洗貝さんもどうかお元気で。

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