脳の街のあとに/由比良 倖
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 

いいねえ。NHKで放送されてる映像の世紀を眺めては歴史の繰り返しを憂う。その多くが残酷なシーンだ。その中に映し出される子供たちの明るい眼差し。それはガザの悲惨な光景と重なってしまう。
- atsuchan69 
 
作者より:
>アラガイsさん

ありがとうございます。
この詩は何の気なしにノートに書いたものなのですが、
読み返すと現代の世界の情勢を反映している感じもあって、
不思議な感じがしました。

個人的には最近、心と脳がほとんど同一視されているような気がして、
そうだとすれば、それはあまりいい風潮とは言えないな、と思っています。
脳の話には、ひとりひとりの個性が現れてこないからです。

人は個人同士だととても面白いのに、
集団になると、昔から全然変わらないみたいですね。
個人的な価値観や考え方が、多少変でも反社会的(?)でもいいから、
許容される世界にならないと危ない気がします。

僕自身は例えば、些細なことかも知れませんが、
何度も警察に捕まったような人を、のけ者にはしたくないです。
人の善悪の判断を国だとか他人に任せてしまうと、
戦争が起こったときに、僕自身が平気で敵国を憎むような人になってしまいそうで不安になります。

自分の個人性を何としても保つためにも、僕は書いているような気がします。

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