おびえる人/やまうちあつし
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 

おびえる人。この隠喩に隠されたメッセージは読者には多様に読めて、しかも個人的な解釈をすれば皮肉とも受け取れるその作りはわかりやすくてお見事ですよ。いま具体的に世界を震撼させているおびえる人、といえば私どもからみればやはりプーチンさんになるわけですが、その人は不老不死とも書かれてあるので、これは実際生きている肉体ではなく内面的な思想を突いている。そして村人たちや町全体が。。このことを繋げればこの隠蔽されて書き込まれたメッセージの意図にもカラクリがあって、つまりはあの国(ロシア)にいまでも根強く残る国家第一主義。ナョナリズム民族主義思想ですが、主体的に読めばべつにそれがどうのこうのと語り手に言わせてはいないので、意図された目的はおびえる人を眺めてさらにおびえる住民たち。わたくしたち。その弱さへのアイロニーということでしょう。


一番大事なことが抜けてましたね。
何もないというのにこの人は何故おびえているのか。そしてこのおびえる人に同調し護ろうとする住民たちの態度。このおびえる人は何を怖がっているのかということですね。このことは先に述べた解釈に付随して見えない敵におびえているということでしょう。自らの思想を頑なに守ろうとするプーチン(おびえる人)さんにとって、対立する西側諸国(仮想敵国)の主義主張は敵対的な思想の国々で、この仮想敵国に対して異常とも思える怖心を抱いているからでしょう。この何故おびえているのか。というのがキーワードになり多様な解釈を生み出します。このことを述べおかなければならなかったのです。失礼しました。






---2023/09/01 21:55追記---
- 田中教平 
- 涙(ルイ) 
自分より不幸な人をみて安心するパターンでしょうか
施しを与えていい気持ちになって
あの人よりはマシなんだと納得したいんでしょうか

永遠の命を受けたものと
限りある命の中で生きてる人

そりゃ、いまある苦悩が永遠に続くとなったら
うんざりしてしまいますよね
不老不死じゃ、自殺することもできない

終わりがあることの幸せをかみしめながら
飯を喰らい、性交するのは
この上なく至福なことなのかもしれないですね
- soft_machine 
 
作者より:
アラガイsさん、コメントありがとうございます。とても深みのある読みを作品に与えていただき、感謝申し上げます。アイロニーというのは少し意識しましたが、書けるときと書けないときがあります。
---2023/09/02 19:24追記---
アラガイsさん、追記をありがとうございました。最近、詩作について迷いが生じている中、励みになるコメントをいただきました。私もそれを申し添えそびれていました。感謝申し上げます。

---2023/09/02 19:26追記---
涙(ルイ)さん、コメントありがとうございます。幸福の裏には残酷さがあるのでは、という予感がしています。

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