救済/xxxxxxxxx
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 
文法的にみてもよく考えられた処理法ですね。記憶に残る作品です。これだけ動詞を繰り返しながら限られた色で止め置く。精神性のある黒と白を用い最後には紅で終える。つまり混ぜ合わせた色の中で唯一紅が浮かび上がるように、この空間だけは現実的に処理される訳です。生誕の罪を問うような、過去を悔いるような祈りを感じますね。 それまでの文は天使のラッパを合図に時間の観念の中をいったりきたりするだけの追想で、実は平面に描かれた絵の中を、壊れた時計のように思考は立ち止まったままの状態な訳です。 時間という概念の中で脳裡に横たわる記憶を制御できない。これは空間に描ききれない観念的な破綻からの救済を意図して書かれているのだろうと思われます。


- ヒヤシンス 
 
作者より:
>アラガイ 様


またまたポイント&コメントありがとうございます!このコメントが何より嬉しかったりします。

ええ、正に、モノクロォムに投じた赤は、停滞を終わらせる為のファクターです。
モノクロォムの世界→黒の世界、の流れは、希望が無い→絶望(=時間の停滞)ということの表現でした。

生誕の罪、後悔、まあ、看破されていますね。笑 勿論ヨハネ黙示録を下地にしたものです。
善←→悪という二項対立で終始しているキリスト教の世界観は正に白と黒の世界で、そこに赤を投じて打開しようとした次第であります。ドイツ語でいうアウフヘーベンというやつですね。

隈なく読んでくださって本当にありがとうございました!また次も頑張ります!

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