三ッ石にて/そらの珊瑚
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 芦沢 恵 
-  
- nonya 
- 小林螢太 
- ただのみきや 
- 北大路京介 
- 殿上 童 
- ichirou 
- 壮佑 
- たま 
古代の人々とって海は死者と神が宿る世界でした。海岸線に打ち上げられた丸い石には霊魂(たま)が宿ると信じていました。玉石と呼ぶのはたぶん、そういうことだと思います。万葉の時代には玉津島と呼ばれる島もありました。
人々にとって海岸線に見られる奇岩や、岩窟(穴)はその神の世界への出入り口だったのです。三ツ石もまたそのような古代からの遺産です。
このお作は古くて新しい詩だと思いました。
- 夏美かをる 
これは意欲作ですね〜。
トラピスト修道院とかバター飴とかがとっぴょうしもない登場の仕方をして、意表を突くのですが、違和感がなく全体の流れにすぅ〜となじんでいる。これはやっぱり珊瑚さんに言葉の精が下りてきている証拠ですね。
- 泡沫恋歌 
 
作者より:
ポイント、コメントいただいたみなさま、ありがとうございます。

霧子さん、これは実際に私が見た風景をもとにした詩です。自然というものが作り出す奇妙な形。それに物語を紡いでしまうのが人間なんだと思ったりします。
 期間限定の海の上の道、みたいなものに惹かれます。ここは日本のモンサンミッシェルではないかと密かに思ってます。風景が沈殿して語りかけてくる言葉を拾ってみました。
---2014/02/20 09:43追記---
たまさん 深いコメントありがとうございます。たぶん現代に生きる私達のなかにも古代人のそういったDNAみたいなものが残っているんだと、こういう奇石やしまなみなんかを見ると感じます。
自意識という言葉さえ知らなかった子供のころ、自分を自分だと思い込ませているものはなんだろうと思ったものでした。
こういった風景を見ているとそういう疑問さえ風に飛ばされてもいいかなと思うからとても不思議です。そこはいつだって強風の地なんですよ、実際飛ばされそうになります。

夏美かをるさん コメントにいつも力をいただいています。意欲作かどうかはわかりませんがこういうの書いているときは至福の時です。思いつくまま書きましたので(コラージュ的なかんじで)そういっていただけて安堵しました。過去をなぞるとこんなかんじです。
食べたもので人間の身体は出来ていくそうですが、過去の見たもので私の詩はなりたっているような気がします。

---2014/02/20 09:55追記---

---2014/02/22 09:23追記---

戻る Home
コメント更新ログ