自転車の冬至の坂をくだりけり/北大路京介
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 駒沢優希 
- 宣井龍人 
- 芦沢 恵 
- イナエ 
- あおば 
 
作者より:
- 孤蓬さん

引用↓
>自転車が冬至の坂をくだりけり
しばしば指摘しているとおり、気付きの助動詞「けり」は、ある事実にはっと気付いたといった驚きを含んだ詠嘆を含意します。
しかし、この句の場合、はっと「自転車が当時の坂を下ったんだ」と気付いて感慨を覚えているような状況を詠んでいるものとは見えません。
単なる事実の叙述に、ごろ合わせなどのため安易に「けり」をくっつけると、芝居じみたような仰々しさやわざとらしさを醸し出してしまいます。

なお、格助詞「が」を主語に付ける用法は口語脈であり、文語の助動詞「けり」と併用するのは、口語と文語の混淆になります。



自転車「の」に訂正します。
自転車が坂下ることへの はっとした気付きですので、「けり」はそのままにします。
ご指摘ありがとうございます。

訂正履歴:
自転車が →自転車の13-12-25 10:04

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