作者より:
竜野さま
詩人という職業、という定義が難しいですが、たとえばジャンジャックルソーや、
宮沢賢治のような存在を詩人と言ってよいのであれば、それは存在しうるのでは
ないかと思います。詩を書き、それを売ることを生業にするとなれば、なかなか
難しいと思います。これはもう、詩人というレベルではなく、歌手や画家のような
かつては認められていたはずの芸術職のレベルでさえ、深刻です。
しかし、詩人を前者の位置づけ、つまり生き方をして哲学を示す者となれば、
逆に、今ほど求められている時代もないと感じています。
蛾兆さま
アップル社が、一連の「i」シリーズを発売し、飛躍した際、日本人は、
「ビジネスモデルの構築において日本企業は敗北した」と言いました。
それはそうかも知れませんが、そこまで難しく考えなくても、単に製品の
工業的な意味での出来栄えで大差がついていました。
おっしゃる通り、日本企業と日本人の美しさや、そこから生まれる機能
(もちろん耐久性なども含みます)に対する感度が下がっているのでしょうね。
それを、企業は消費者のせいにし、消費者は企業のせいにするわけです。