悪い花(極)/左屋百色
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ゴースト(無月野青馬) 
これはなかなかの仕掛けだと思いました。
一連の流れがありましたし、左屋さんの「現代詩」自体を素材にしているここ最近の詩群の中で見れば、この帰結は有り得る訳ですし。むしろ、この帰結の中にこそ意味があると考えます。
詩の背後に何があるのかと連想するのもいいですし、タイトルを考察する面白味もあります。
何故なら、この詩は、この現代詩フォーラムに投稿される詩の中でもかなり特異な存在意義を有していて、この一連を考えると、ある意味ではタイトルだけで、最大級のイメージ喚起を読者にもたらしたと思えるからです。日本では「エヴァンゲリオン」「まどかマギカ」などが激烈に招来させた、解読をしてみたいと思わせるような詩であるという訳です。
この点、読者の反応は賛否に分かれてしまうかもしれませんが、
この詩は「悪い花(極)」と銘打たれています。“極み”であります。
詩も含めたあらゆる表現に於いて“極み”とは何でしょうか。
繰り返しになりますが、僕は、イメージ喚起だと言い切ります。
極まった表現とは、読者に、それが一文であろうと、一直線を描いただけの線画だろうと、タイトルだけであろうと、その作品に宿されたテーマを読者に喚起させるものです。
この詩に於いては詩の内容が、タイトルの意味を際立たせ、そして、タイトルの(極)の意味を考える時、僕には、上記したような表現の極みを感じ、悪い花とは何のことなのか考える楽しみが継続し、そして、他の副題の「悪い花」はどんな形態をしているのかと想像させてくれ、楽しかったです。
(前作の作者コメントを読みましたが)そう、これは「悪い花」の一形態にして、最高の形態ですよね。
ただ、この詩を、この詩に備わった機能を無視して軽くあしらうことも、可能ではあります。
しかし、この現代詩フォーラムという場所に於いて、ひいては、現代詩というジャンルの中に於いて、こういう試みはあまり見たことがありません。だから、もしかして、今書き込んでいる、こんなコメントは必要ない、無粋なコメントかもしれませんし、実は、このコメントが、まったく見当違いのことを書いているのかもしれませんが、
この一連の試みの僕なりに感じた真の意義まで考えてみて、僕には、面白かったです。
これからも、左屋さんの作品を楽しみにしています。
長文失礼しました。
---2013/06/09 03:24追記---
わざわざ作者コメントを書いて下さって、ありがとうございます。
僕は、左屋さんの投稿された、最近の一連の作品に結構興味がありまして、不粋かとも思ったのですが、この作品で一区切りなのかなと思いましたので、コメントを書き込んだのです。
もしかしたら、左屋さんの感性や「現代詩」の捉え方や投稿された作品の解釈に相違があったかもしれませんが、(実は以前コメントを消去してしまったことがあったのですが、今回は一度書き込みをしたらコメントは消去しないと決めていたので、多少極端に見えても、これまでの一連の作品群に関しての感想という意味合いで書き込まさせていただきました)
しかし、この作品群はやはり、(僕も含めた)読者に、色々な空想をさせたと思うのです。
「詩の機能は最大限作動していましたよ」とお伝えしたかっただけでしたが、左屋さんに少しでも感想が受け入れて貰えたとしたら嬉しく思います。
更に、とても驚いたのですが、作者コメントには、この「悪い花」シリーズの継続・発展の構想が記されていて、
次が読めるのなら、バリエーションが増えるのなら、すごく楽しみです。
最後になりましたが、作者コメントを読んで恐縮しましたが、でも、素直にとても嬉しかったです。
また、僕自身も襟を正していこう、これからも少しでも、表も裏も含めて「現代詩」を鑑賞し、投稿していこうと思いました。
・・・考察は、本当なら、僕みたいなタイプの人間は手を出さない方がいいのだろうと思いますが、人生は短いので、短いなりにやれること・やってみたいこと多々あると思うので、
現代詩は虚無だとも思うし、畑だとも思うので、気になった作品のことは、(あまり多くの作品に対して考察することはないと思うのですが)少しずつでも自分なりのコメント・発言などしていこう、していきたいと思っています。
慣れない点・見る目のなさも、少しずつ改善していけたらと思っています。
・・・いい加減、長文になりすぎてしまいましたので、この辺りで終わりますが、
「悪い花」の次回作を楽しみにしています。
それでは。
- るるりら 
そうきましたかあ。爆
- まーつん 
悪すぎるぞ(笑)。
- 北大路京介 
おもしろい
 
作者より:
悪い花はこれで完結。
そのつもりでしたが
無月野さんのコメントにより
番外編というか続編というか
さらに何か考えたくなりました。
コメントが作品を超えてます。
ユーモアと知性を
ありがとうございました。

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