比喩/ソリッド町子
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 中川達矢 
タイトルがいい意味でずるい。つまり、曖昧であることを選びとった「私」という、矛盾性をはらんでいる。
「私」は見ている人であり、同時に「あなた」に見られている人。
その見方が比喩であり、「私」は世界をひろげていく存在だけれども、この詩においては「あなた」によって「私」がひろげられていく存在でありたい、ということに重きがあるように感じる。
「私」はあらゆる可能性を期待しながら、期待されたい、保持していたいと同時に保持されたい。
「あなた」が実際にどう思っているかは、「私」がどんなに考えてもわからない。
だから、「あなた」は「私」の期待している「あなた」であってほしい、という淡い思いと同時に、不安のようなものを抱えているその広がり、あらゆる可能性、それが語り手であると同時に作者である「私」が描く「私」と「あなた」の「比喩」。
- 石瀬琳々 
- 吉岡ペペロ 
- ただのみきや 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- 乾 加津也
とても興味深く読みました
循環の表現に頼っている感じも受けました
言葉の重み(?輝き?)があると思います
(コメントにて失礼します)
 
作者より:
◆なかがわさん
コメントありがとうございます。

>「私」は世界をひろげていく存在だけれども、この詩においては「あなた」によって「私」がひろげられていく存在でありたい、ということに重きがあるように感じる。
>「私」はあらゆる可能性を期待しながら、期待されたい、保持していたいと同時に保持されたい。

このへんなるほどなーと思います。確かに「私」は、行為者であると同時に対象者であるけれど、「あなた」はもう二度と「私」を対象者にはしないし、保持もしないし、ひろげもしないんですよね。

◆乾 加津也さん
コメントありがとうございます。「循環の表現」というのは、何度かおなじフレーズを繰返すことを指しているのでしょうか?

>言葉の重み(?輝き?)があると思います

はじめてこんなことを言われたので、とても嬉しいです。ありがとうございます!

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