バナー(幟旗)/鵜飼千代子
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 吉岡ペペロ 
- こめ 
- 豊嶋祐匠 
- 梶谷あや子 
- 殿上 童 
- 瑠王 
 
作者より:
詩の研究会で、「『バナー』というのは、なんですか?」と問われ、わたしとしては、ホームページのバナーのこ
となのですが、ネットをしていない方にどう説明するか苦慮しました。インターネットのバナーのことをお話し
た後に、あらかじめ辞書で調べていた「バナーは幟旗のことです。戦国武将が幟旗を掲げるように、インター
ネットでは自分のホームページにバナーを作って、他の人が作ったホームページと、『リンク』という、自分の
ページから他の人のホームページに簡単に出かけることが出来る方法があるのですが、相手のホームペー
ジからリンクしてもらうときに、出掛け先の自分のホームページの印象をより伝わりやすくする為に、それぞ
れが趣向を凝らした『バナー』を作り、リンク先に使ってもらったりします。」と説明したのですが、「それなら、
知らない人が多いから『バナー(幟旗)』と書いた方がいいのでは。」と提案されました。自分が書いた詩のひ
らがな表記を勝手に漢字に直され発表されたりすると、次号で訂正文を出して欲しいと、わたしは詰め寄る
人ですが、この件については、当時のインターネットの普及率を考えても「ごもっとも」だと思い、「(幟旗)」表
記を加えて、詩集を出版しました。当時の講師が、やがてインターネットに親しくなり、「ホームページのバ
ナーが幟旗というのは、少し大げさだったな。」と、高らかに笑ってくださるであろうということを感じているの
ですが、時代を記録した詩集ということでわたしはそれでよしと思っています。このエピソードを、この詩に付
け加えさせていただきます。

---2010/01/17 19:04追記---
ポイントいただきありがとうございます。

訂正履歴:
詩集 ブルーウォーター 所収10-5-22 20:18

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