夢/塔野夏子足立らどみさんのコメント
文字や言葉と詩の関係って不思議だと思うのです。
この作品を読んでいると詩の場所は文字や言葉に
必然的にあるのではなく詩は文字や言葉を借りて
いるだけだとあらためて確信持っておもうのです。
だから
最初の言葉が発される前と最後の言葉が発された後の
前触れや
余韻にも
詩はあり
詩を読み書きしている人たちにとっては当たり前のことで
詩はありふれている日常のなかに最初から最後の先までも
時間軸や空間軸を超え溶け込んでいるものなのでしょうか
詩は花や星や雪や宙であり、光の粒子であり妖精なのかも
沈黙のなかでも、なんだか不思議な余韻の残る静謐な作品