雨の日/由比良 倖由比良 倖さんのコメント
>洗貝新さん
ありがとうございます。
個人的には、書いていて、少年は(大人びてはいますが)中二病の年齢で、
子供っぽいと思いましたし、背伸びした13歳ならこれくらい喋るだろうと思っていました。
透子という名前が古くさいということも感じていませんでした。
亀子や珠子と似た、時代がかったイメージだとは本当に感じなかったんです。
僕には時代感覚が無いのかもしれません。だとすれば危惧すべきかもしれません。
洗貝さんの、少年性への理解や、ポップさ、現代性への鋭敏な感覚、とても参考になります。
それらは僕には欠落したものかもしれず、指摘されなければ気付けないことです。
人物を描くことについては、これからの大きな課題です。
この小説に関しては、人物描写抜きでも、雨を主役としてさらっと書けていると思って、
自分では特に違和感を感じていなかったのですが、
やはりどんな小説に於いても、人物がしっかり描けてないといけないのかもしれませんね。
小説であるならば、まずは人物の把握が一番大事だという視点を、持ち合わせていませんでした。
洗貝さんの仰ってくれることは、いつも僕に新たな見地を与えてくれます。
それが一般論ではなく、洗貝さんが直に感じた想いであるなら、尚更のことです。
いつもありがとうございます。
これからも精進していくつもりなので、よろしくお願いします。