THE THINGS WE DO FOR LOVE。/田中宏輔
室町 礼
さんのコメント
境界のあいまいなスペクトラムが
話体による綴りの構造と骨格になっている。
川の流れのように次々と登場人物が
漫才理論でいうところの「ふち取り」
をしあって"つっこみ"と"ボケ"のやりとり
が流れていく。それだけのものだが透明で
ぬるっとしたものが抵抗感もなく入ってくる
のは、ちょっと身をそらしたくなるような
気がしないでもない。くらげかところてんの
ような.......