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おはよう
おはようといえば
あさなのですけど
たとえあさになっても
あなたはまるで
ゆきぐもか
みつろうのままで
ここまでおいでとか
あっちにいけよとか
あ ....
ゆるやかなかたちをした盆の夜に
引き離された電信柱は
ふるえる蝉の叫びを聞きつつ
ただひとり
とーん
と、立っているのであります。

向こうの小路の小さな光は
いったいどいつのあかりで ....
白いコーヒーカップが
モジモジしている様子なので
どこか痒いのかと思い
指先でひとしきり掻いてやった
すると紫色の煙が立ち昇り
ケータイの着信音みたいな
安っぽいファンファーレと共に
 ....
おにいちゃんの夢を
巻きとった滑車が落ちて
あたりは一面トルエンの泉になりました

うつくしい場所です

眠っていると
肩にとまったツイバエに憑りついて
3秒前のことはぜんぶ忘た

 ....
皮膚が青く発光しながら離れていく
わたしたちの本当の名前をよばないでください
あの時もうすでに終わっていた命
夏休みのプールの匂い
それから
冬休みのプラットフォーム
ながいながいコードを ....
この人間社会で 僕達はたった二人猫だった
その学校なら猫でも入れるというから
僕は早速転入したんだ
それが出会いだったのだけれど
だけれど クラスメイトは犬ばかり
僕ら二人とも やかましく吠 ....
並んでいた ならんでいた ならんでいる
煙草を吸ってる 昔の わかもの

それにしても昨日の夜の合評会はひどかった
俺の作品をボロカスけなしやがって

まちのマルハンはわずか4台の新台
 ....
パソコンに保存された
鼻の写真をみていた

持ち主のわからない鼻が
吸ったり吐いたりしたまま
羅列されている

鼻の剥製
を作ってみよう

このコレクションに僕の鼻を
並べる ....
揺れるゆれゆく波の中

飲まれ呑まれて潮の中

しょっぱい、いっぱい、しんぱいだ

流れ流されいつの日か

戻ってくるのを待っている

あの子はいまも海の中

わたしは浜で、い ....
ひとしきり思い出にふけった
夜の次に訪れた
朝の光は色が欠けていた

切り取った窓に、蜘蛛が浮かんでいる
細い影が
睫毛より間近に、光を遮っていた

本棚の上には郭公が
羽を休め ....
日付変更線の相対死する朝に
僕はSTUFF

「また会おう」
朝また会おう。
ひばりは飛べない園に
AGE.
「そういうしつけの悪い子はいるとおもいますよ。」
ほとんど手紙が来ないので ....
陽が照らしつけるバス停の 屋根の下で涼む僕の
隣に座っていたどこかの会社員さんは
今 自販機の側に立って得意げに煙草なんか咥えている
吐き出す煙が空の雲に溶けてすぐ見えなくなる様は
この空を何 ....
小学生ぐらいの女の子が下校中一人で

自分に課したルールで遊んでいるのか

罰ゲームか何かなのか

後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている

月面遊泳のようなスローモーションで

ラ ....
ま夏の背中よろしくこぼれおちる曲線は
ぼくのよろこびにまっすぐに突きささり
それらはやっぱり放物線をえがいている

きみの曲線のおしまいにくちづけをする
そんな目でみたってだめだよ、もう ....
               130721


切り倒されて朽ちた幹には
王子様のような茸が生えて
胞子を出して枯れるのだと
教えられて育つ
屋根 ....
みっふぃーー!

!(・×・)!

みりおん!×みりおん!

びりおん!×びりおん!

かむかむ!

噛む噛む!

かっ喰らうかっ喰らう!

むさぼるよむさぼるよー!

 ....
 ほら、たべものがよかったのかなわたし、おいしくできてるからわたし、ほら、軟骨はつやつやとしてみずみずしく、膝はつやつやとして夜に半月映るし、ほら、かわいい服とかかわいい靴とか、化粧品たち、小物たち、 .... 【ロゼット風】


 両手両足は よく動く パペットマペットをつけたみたいに
 たんぽぽの根は 大地に動く
 たんぽぽの種は 空に動く
 いまは 雨で どこにもたどりつけないよう ....
忘れたことを縒り合せた糸で
軌道エレベーターを作ろう
スペクトラムにロマンじみてる送話には
3歩ほど首をかしげるくらいが正直

しゃっくりのようなブレスを挟んでくれたら
じっと声が ....
 

何時の頃からか詩が化けている
病身の助けになればと書いてみた
介護詩は気味の悪い怪語詩に
看護詩はよく解らない漢語詩に
理学療法詩はまさかの自爆消防詩だ
イガ栗養蜂詩になりたいと打 ....
酷い話だ
身内が横たわっていても
涙一つ出やしない

酷い話だ
悲しくならなければいけない
と自分で言い聞かせても
涙一つ出やしない

酷い話だ
死に顔をじっくり見ても
とて ....
黄昏の街を駆けて行く影法師
眩暈にも似た既視感に
いつまでも立ち竦んでいた
きっと夜はまだ遠い

*

退屈な雨の午後
迷宮のような街を眺めていた
陰鬱な気持ちを弄ぶように
霧雨が ....
とある日曜の昼下がり
窓から白手袋の羽根を伸ばした選挙カーが
殺菌消毒された笑みをひるがえしながら通りを優雅に舞っていた
背後に見えるファーストフード店では
ドライブスルーのマイク越しに女が香 ....
夜中、雨音で目が覚める
キッチンテーブルで煙草を一本吸う
暗闇にたちのぼる煙に
一匹の黒い魚が遡ていく
勇ましいその魚影は
たぶんマラッカ海峡で
海賊たちと渡り合い
インド洋に出て行くの ....
六月の曇天のむぎばたけをななめに歩いていく
にせぼうずと
うすみどりのワンピースの生物学者のむすめ
向かい風の中のふしぎな生き物である
腋のほくろがかゆいわ
いつからだ
男はたばこをとりだ ....
風になびくしなやかなロン毛
枯れ木のような長身の体躯
痩せた頬 ニヒルな口元
あいつは武蔵野の小平市あたりの
砂塵の中から姿を現わすと
背にしていたソフトケースから
フェンダー・ストラ ....
{引用=
ファミリーレストランで、家族が蟹を、食べていた。母が、父が、姉
が、蟹を。脚を砕き、殻を剥き、みそを啜り。時折、ウェイターが空
いた皿を下げにやってきたが、それに目もくれず、蟹を、食べ ....
それから、ぼくたちは
かくれんぼをした
十数えて目を開けて
探したけれどきみはいなくて


それなのに、例えば
ぼくの腰近くまで伸びた草だとか
時折何かがはねているせせらぎとか
どれ ....
夕食時って、なんて読む?
――ゆうぐれどき、
に伏せた目線を追われてしまうのは、
この睫毛が人工衛星で、軌道に乗っかるクドリャフカ(わたしたち)が、
ゆるやかに沈(し)んでいくことを知らないせ ....
おやすみって言わないから、おやすみって言われなくなったの
「流れないように。」ってメッセージがすべて無視されて、流れないことを願った深夜
居もしないベランダの鳥にやつ当たって、しまわない布団を抱い ....
ざらざらざら子さんの自由詩おすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- ズー自由詩3*13-10-6
真夜中の迷子- マチネ自由詩413-8-16
The_Wind_Began_To_Howl- 壮佑自由詩17*13-8-11
シネマ- 平井容子自由詩613-8-3
それだけでそこは海だった- モリマサ ...自由詩813-7-30
人間社会でも猫の事務所- Neutral自由詩9*13-7-29
エヴァンゲリオン8- 小野寺那 ...自由詩313-7-29
止血(鼻)- すみきた ...自由詩413-7-29
なみなみ毎日- なないろ ...自由詩513-7-29
AM3:17- すみきた ...自由詩413-7-29
「金だせや」- 榊 慧自由詩413-7-29
劣等感のミント感- Neutral自由詩18*13-7-29
うしろ歩き- 灰泥軽茶自由詩1013-7-22
ま夏の背中- はるな自由詩613-7-22
星からおちた小さな人- あおば自由詩10*13-7-21
!(・×・)!- 2012自由詩3*13-7-20
ショッピングモール- 片野晃司自由詩19*13-7-20
【風】夏風オムニバス- るるりら自由詩14*13-7-19
ロマネスク- 凪名木な ...自由詩313-7-19
詩人の孤独死- ただのみ ...自由詩31*13-7-6
酷い話- ……とあ ...自由詩20*13-7-3
ため息- 未有花自由詩24*13-7-3
ちりぱっぱ- yuez自由詩6*13-7-2
孤独- 青園ルカ自由詩2613-6-13
まあまあ脅威旅団- とつき自由詩413-6-8
遥かなるギターバトル- 壮佑自由詩16*13-6-7
ぼくらの七日間幻想- sample自由詩713-6-5
天使は川辺にて- あ。自由詩8*13-5-30
未完成した- 未満ちゃ ...自由詩11*13-5-13
自重ゼロパーセント- 未満ちゃ ...自由詩13*13-4-3

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