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あなたがあまりにも大きく樹をゆらしたので
花びらが落ちているのだった
色とりどりのかみふぶきに混じって
潔白な白がくるりまっているのだ
地上ではパレード
美しくなった出会いと別れへの ....
さあ
南天
この冬にまだ緑を纏わせて
あなたがいることを知ろう
私が知るあなたというのは
この時節まだ凍てついているはずだが



離れても
違う名を与えられることなどなくて
冷 ....
ほんの少し見上げる
空をとは言わない
空ではない
そんな長いこと
ここに蓋をしてるもんじゃない
たしかにそれは澄んではいるが
いずれ波打って
曇り掠れ朽ちていくもの
それを
見上げる ....
 わたしたちは小学校のプール跡に住んでいた。
 もちろん家に住んでいた。
 プール跡に、家が建ったのだ。

 
 ともすれば思い出したように、夏にはテーブルの上にサトウくんが立った。水泳大会 ....
ねえ 南十字星ってどれですか
と恋をしていた
空はあんまり星だらけだったので
はたして
その星をあなたが知っていたのか
わたしは知らない
し、
知らなくてよかった



白線を
 ....
何年も
荒れはてていた庭に
野菜の苗が植えられ
植木鉢の
マリーゴールドが置かれた


母と父が水をまいて
コンクリのように
馬車道のように押し固まった土を
いくぶんか、柔らかくさ ....
落合朱美さんのフユナさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パレード- フユナ自由詩22*06-5-6
しとねはさらに美しい目をして- フユナ未詩・独白7*06-2-25
見上げる- フユナ未詩・独白405-12-31
プール跡- フユナ未詩・独白6*05-8-5
夏の影- フユナ未詩・独白11*05-7-29
初夏の庭- フユナ未詩・独白8*05-6-24

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