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いかいかさん「荒地」
http://bungoku.jp/monthly/?name=%82%a2%82%a9%82%a2%82%a9#a06
荒地では存在というが存在が無視されていく。自然 ....
毒矢を構える 待ち人が
噴水の傍らで 翼を折り
畳むことない 不敬
平面へ滑り 落ちていく
知識人、 いつか
煙突が 影を伸ばし
林立した時、
黄色い毒の 飛沫が ....
キヨクアカルイ――君の生き方を見ると、そう言いつつ嘆息が漏れる。多くの声が聞こえてくるけれども、君の声だけは澄やかに聞こえる。他の声とは決定的に違う、芯を持っている、根をもっている。君の名前だ ....
車窓はいまだ固まらず
七三キロにえぐられる
ぐにゃりぐにゃりと 鐘がなり
平たく 延び縮みした思いが
頭をぶちつけ 眼より飛ぶ
まどろみからはみ出す黒枝の
茂みの青い光をかきむし ....