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飴色に焼き払われた
人々の肌
ぼくはいつでも
散布された老廃物を
呼吸して生きている
あなたも、そうだろうか
弾んだ呼吸で削れていく
女の子は可愛らしく
皆に手を振るけど
その間も瑞 ....
樹上から葉脈だけが
長く垂れて、
神経回路を伝達する
信号みたいな
陽光の、ひと滴が
瞬く
青が広がる
ぼくたちの瞬きも
青くなるから、
この場所はきっと少しだけ、
世界の中心 ....
ぼくたちは雨を防ぐために、濡れないために、他のものを濡らすしかない。ぼくたちの代わりに濡れるものがあって、ぼくたちは乾いたままでいられる。
墨を磨ったみたいな色の雨が降る。それは夜の色と同調して ....