すべてのおすすめ
由比ヶ浜は沈んでいくときいつも産声をあげて泣いていた。はじまり、の詩句が似合う、弾けた鞠なんだ、追いかけるように後ずさる。泡。僕らはどこまでも形骸と化した空気を追いかけて、空に跳躍、する。
イカ ....
削除してください、
削除し、てください、
ぼくの、ぼくの、
ああ、ぼくの止まり木には、葉がない、
歯がない、ぼくの顎には、
だくてん、と、
どんてん、の、
はつわ、ができない、
うつわ ....
ピカチュウが一匹、
ピカチュウが二匹、
産毛を震わせ、
電撃を散らしながら、
排水管を流れていく、
一人の少年は、
「―黙れ!」
と叫んで、
警察から逃げようとする。
黙れ、ピカチュ ....
山道を父とともに走りながら、目に写るものを少しずつ言葉にしていく。葉の落ちた落葉樹の群れの中で、静かな光を放つ常緑樹。走る私の喘ぎ。このままくずおれてしまいそうだ。ならばいっそ自分から、くずおれてしま ....
ねえ、聞こえる? 聞いてるよ。何だい? なんでもない。ただなんとなく、気になってさ。何が? 聞いてるのかってこと。聞いてなかったらどうするの? 死ぬの? 死にやしないさ。でも気になるんだ。気にしてく ....
こひもともひこさんのkaz.さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
十一月、波打際
-
kaz.
自由詩
4*
15-9-20
呪文
-
kaz.
自由詩
3*
15-9-17
譫言
-
kaz.
自由詩
4*
15-8-14
置いてき堀
-
kaz.
自由詩
2*
14-9-23
私は見た。光を
-
kaz.
自由詩
2*
14-9-18
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する