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下手くそな歌を
歌う喜びがあった
手に入らない美しいため息を
言葉に変える人に憧れた
悲しいけど窓を叩く風の音が怖くて
震えながらもう歌はうたいませんと
そう誓わされてし ....
投げかけられた
微笑みを想い出して
過去の美しいときの名前を知りたい
時間だけ
静かに
過ぎていった
抛り捨てられた
七色の夢と希望を見送り
ただおだやかで優しい意味を理解 ....
きらめく星の宝石、寒い街角でも
帰宅する人のため息、そっと視線を落とす
あのビルの屋上には地上の宝石があり
けれど手に入れられない、僕には届かない
....
鏡をのぞきこむと肌色の獣が
恥ずかしくないのか心はピンク
むかしの涙の跡はいまでも憶えている
無視できることを強さと呼ぶのか
遠くに二重の虹が架かっ ....
それから
足りないものを
探して
どんな決まりも守らなかった
そして
小さな指輪が取れなくなった
どこから帰っても
この部屋の窓からはなにもみえない
割れた備前焼の茶碗が
....